
椿
椿
「石田三成」小説挿画①
「石田三成」小説挿画②
中川一政が冬から春先にかけて描いた画題に椿があります。アトリエの冬の庭先に咲く薮椿を好み、自ら愛用の壺に挿し、あるいは多彩な文筥や柿などと取り合わせて、油彩や岩彩など手法を替えて幾たびも描いています。本館では、こうした椿作品や季節の画題、また書を中心に公開します。
別館においては、中川一政が昭和初期から携わった連載小説の挿画に注目し、その代表作の一つ、「石田三成」(尾崎士郎著 昭和13年 都新聞夕刊連載)を特集します。
油絵の制作と変わらぬ情熱で日々取り組んだ挿画は、連載小説の人気を牽引すると共に、当時の日本の挿画の地位を高めることになりました。
小説家との気合を楽しみながら描いた一政の挿画の世界を紹介します。
白山ICから国道157号線を南へ10分
金沢駅から30分
JR松任駅
北鉄松任駅停留所下車
金沢駅から30分
松任中川一政記念美術館
TEL 076-275-7532